メトロのアナウンス

パリのメトロで、Suite à un incident technique.. から始まるアナウンスを頻繁に聞くことがあります。

はじめのころは、「incident」が「accident」と聞こえていたせいか、人身事故のようなトラブルなのかな・・と思っていましたが、

「Incident technique」を日仏辞書で調べてみると、「技術トラブル、機械などの故障」とあるので、

どうやら「システムの故障」によりメトロが混雑したり遅れが出ているということのようです。

人身事故の場合は、Suite à un accident grave des voyageurs から始まるアナウンスを聞くことがあります。

ところでアナウンスのすべてが聞こえなくても、キーワードになる言葉を抑えることでおおまかな状況を把握することができます。

たとえば、次のようなアナウンスがありました。

Suite à un incident technique, le trafic est fortement perturbé sur la ligne 12 en direction de Porte de Versailles.

まずは「incident」を聞き、あ、なにかあったな、と思い、

つぎに「perturbé」という響きから、混雑している、という情報をキャッチします。

そして「数字の12」から12番線であることがわかり、

「Porte de Versailles」がもし聞き取れれば、路線の方向がわかります。

全体を日本語にしてみると、「システムの故障により、Porte de Versailles 行きの12番線が大変混雑しております」のような感じでしょうか。

「perturbé」は混雑している、という形容詞ですが、「perturbation(混雑)」という名詞も合わせて覚えておくと役に立ちます。

他のキーワードとしては、le trafic est interrompu などと聞こえてきたら、「interrompu」はストップしている、という意味なので、つまりメトロが止まっているという状態になります。

そしてフランスはなんと言ってもストが頻繁にあるため、「grève」という単語はフランスに来るとまずはじめに覚える言葉の1つかもしれません。