Rの響き

テレビやラジオで「天気予報」を聴いていると、「R」の音が響きます。

Demain, le temps sera nuageux. (明日はくもりでしょう)

Les températures baisseront la nuit.(夜は気温が下がるでしょう)

予測を伝える天気予報では、動詞が「単純未来形(futur simple)」になることが多いため、「R」の響きがします。

ところで、この「単純未来」ですが、ふだんの会話で使うことの多い「近未来(futur proche)」とはどのような違いがあるのでしょうか。

まずはじめに、近い未来なのか、すこし先の未来なのかで区別をします。

近い未来であれば、Demain, je vais faire les courses.(明日は買い物をします)と近未来になり、

すこし先の未来であれば、Je partirai en France dans trois mois.(3ヶ月後フランスに出発します)のように単純未来になります。

ところが日常会話では、近い未来であるか遠い未来であるかは別として、両方を同時に使うことがあります。

たとえば、「週末の予定」について話をしていました。

Ce week-end, je vais faire les courses, déjeuner avec mes amis, et j’irai peut-être chez mes parents.

(週末は買い物をして、友達とランチをして、もしかしたら両親の家に行くかもしれない)

この文章ではすべて週末の予定ですが、はじめの2つ(買い物とお友達とのランチ)は近未来を使い、最後の予定(両親の家に行く)は単純未来を使っています。

はじめの2つの予定はほぼ「確定」しているのに対して、最後の予定には「不確か」な要素が加わります。

実際にフレーズには「peut-être」もあるため、この予定の「不確かさ」は伝わりやすいかもしれません。

このようにたとえ近い未来であっても、「まだ確定していない予定」に関しては、「単純未来」を使うことがあります。

天気予報の「予測」、すこし先の「遠い未来」、そして「不確かな予定」と異なる使い方がありますが、そのすべてに「不確かな要素」が含まれている、とも言えます。

R」の響き自体に、「不確かさ」を感じられるということが、ネイティブの感覚を身につけるポイントになります。